木材・プラスチック再生複合材(WPRC)は、原料としてリサイクル材料等を質量割合で40%以上含有するものと定義されています。主として、廃棄物として発生した木質原料と産業廃棄されたプラスチック原料から成る複合材料で、環境配慮型製品素材として、「リサイクル原料を使用」「多回リサイクルが可能」などの特長を持っています。
(詳しくはWPRCとはのページ参照)
本ページでは、これらの環境配慮の効果を具体的に表した事例を紹介します。
木材・プラスチック再生複合材(WPRC)は、原料としてリサイクル材料等を質量割合で40%以上含有するものと定義されています。主として、廃棄物として発生した木質原料と産業廃棄されたプラスチック原料から成る複合材料で、環境配慮型製品素材として、「リサイクル原料を使用」「多回リサイクルが可能」などの特長を持っています。
(詳しくはWPRCとはのページ参照)
本ページでは、これらの環境配慮の効果を具体的に表した事例を紹介します。
このプラスチック原料のリサイクル材への転換により、WPRCのライフサイクル全体 注2)から発生する温室効果ガス排出量を約28%削減することができます。
WPRC製品1kg中に貯蔵されているC(炭素)量は、プラスチック原料と木質原料の混合割合を重量(kg)ベースで1:1 とした場合、約0.68kg-C(CO2に換算すると約2.5kg-CO2) です注3),注4)。貯蔵されたC(炭素)は、WPRCを廃棄し焼却処分するまでは大気中に放出されず、地球温暖化防止の観点から、WPRC製品を長期利用すること、使用済み品をリサイクルすることが重要になります。
特に、WPRCの原料の半分を占める木材は、成長過程で大気中のCO2を樹体内に貯蔵しています。貯蔵されたC(炭素)は、樹木が木材製品となった後も残り続けます。そして、伐採跡地への造林を通じて、樹木は再びCO2を吸収します。この好循環によって、C(炭素)の貯蔵庫をどんどん増やすことができます。
新しいC(炭素)貯蔵庫を生み出し・増やす効果は、木材利用によってしか得られない大きな利点と言えます。
WPRCは使用後に回収し、再びWPRCの原料として使用することができます。これは、リサイクルの前後で用途を変えずに資源を循環させる、水平リサイクルと呼ばれるリサイクルシステムです。このリサイクルシステムを実現することで、廃棄物の発生量と新規資源の採取・採掘量を削減することができます。
WPRC製品の水平リサイクルによる温室効果ガス排出量の削減効果を、図6の評価範囲によって比較したところ、水平リサイクルを行うことによって温室効果ガス排出量を約55%削減できることがわかりました。使用済みWPRC製品の水平リサイクルは、温暖化防止の観点から効果的だと言えます。
WPRCはリサイクル材料を40%以上含む環境配慮素材で、廃棄される資源を活用して製造されます。リサイクルプラスチックの使用により温室効果ガス(GHG)排出量を最大28%削減でき、未利用資源の有効活用により廃棄物を削減します。更にWPRCは炭素を貯蔵でき、長期利用や水平リサイクルによって地球温暖化防止に寄与します。特に使用済み製品を同じ用途で再利用する水平リサイクルでは、温室効果ガス排出量を約55%削減可能です。以上の点からも、WPRCはサーキュラーエコノミーの実現に貢献しています。(図8)